自然と人、動物・・・何でもござれ!


by choromasa

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カテゴリ:思い出( 11 )

夏休みとラジオ体操 ~ グラジオラス ~

8月7日


暑さで元気のない庭。


グラジオラスの花が、

そこだけ
陽があたっているかのように

咲いていました。


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グラジオラス
(Gladiolus spp. )


こどもの頃、

夏休みは
ラジオ体操から始まります。


普段は朝寝坊なのに

不思議と
早く起きてしまい、

まだ暗いうちから、

校庭は、
子供たちで一杯でした。



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ほの暗い
朝の校庭は、

端が見えないくらい広く見え、


駆け回っている男の子たちが

ただの影となり、

まるで

くるくる回る
盆提灯のよう・・・



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女の子たちは、

ゴム飛びをしながら
時間をつぶす。

校庭の隅にある
ゴミ捨て場は、

一面が
オシロイバナやコスモスの芽。



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「ラジオ体操だいいちぃ~」

はっと気付くと
体操が始まって、

ばらばらっと
集まる子供たち。


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おいっちに、おいっちにと
体操が終わり、

カードに
スタンプを押してもらうと、


何だか
急に眠くなってきて・・・

もうしあわせたように、

口数少なく
家に向って歩き出します。



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家の長屋門をくぐると

オレンジ色の
グラジオラスの花。

・・・

なんでこの花だけ
いつも元気なんだろう。

しぼんだ姿、
みたことないなぁ



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こうして、

長いなが~い
夏休みの一日が始まります。

今も変わらないグラジオラス。

あの頃は幸せが、
分からなかったんだね。


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う~ん。
今も分かっていないかもよぉ~

幸せってさっ!

特別なことじゃないんだもんね♪
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by choromasa | 2012-08-07 19:54 | 思い出

ひとつの時代の終わりに ~ カワラナデシコ ~

7月24日

祖母の葬儀に帰った
実家の庭では、

盛りを過ぎ、

ほっと一息ついたような
ナデシコの花が


柔らかなピンクの影を
落としていました。



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カワラナデシコ
(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams)


風のない
雨上がりの夜。

庭は
懐かしい香りに包まれて

ひっそりと
静まりかえり・・・


日中の

せわしなかった気持ちを、
落ち着かせてくれます。


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寝静まった庭で

祖母のことを
思い出そうと努力する。


そう、

一緒に暮らしたことのない

母方の祖母は
どんなひとだったのか・・・

あまり、
考えようとしなかったことに

気づきました。


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厳しかった母に叱られた時、
いつもかばってくれた祖母。

こっそりと、
おこずかいをくれた祖母。

いつも、
言葉少なく笑っていた祖母。


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大人になって、

大きな挫折をして
実家に帰り

誰にも会えずに
隠れるようにしていた時。

突然、来て、

「元気にしてるかい?」って、

そっと
笑ってくれました。




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ふと気まぐれに、

思いつきで
ぶどうを送った時、

「こんな美味しいぶどう、
 食べたことないよ!」

喜びのあまり
母に伝言した祖母。



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何かをしているところは
全く思い出せず、

心に残る言葉もない。


ただ思い出せるのは

にこにこ
笑っている姿だけ。


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そんなことを考えて

ナデシコの小道を
曲がったら・・・


ほのかに甘い香りが
私を包む・・・

それは

姿が見えず、
手で触れず

ただ、ただ、
感じるだけの芳しさ。



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急に、

今まで感じなかった思いが、
こみあげてきました。

後悔でもなく

悲しみでもない。

ひとつの時代が、
幕をひいたように・・・


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祖母の
名前は「芳」。

最後の最後まで、

無言であった祖母に
いろんな事を教わりました。

今まで、
見守ってくれて

ありがとう・・・



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なんの、なんの!

ぼくなんて

いるだけで、
みんなを笑わせるんだよ!
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by choromasa | 2012-07-24 21:07 | 思い出

記憶を呼び起こすもの ~ ミズカンナ ~

6月21日


「お母さん、
 変な虫が採れたよ!」

「かわいそうだから、
 放してあげなさいね」


梅雨の合間の、

休日の午後。


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ミズカンナ
(Thalia dealbata )


親子連れで賑わう
広い池のある公園。

すっと伸びた茎の先に、

ラベンダー色の
蝶を思わせる

ミズカンナの花が
咲いていました。



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つぼみは

まるで
枝に着いたさなぎのよう。


小魚や、
水生昆虫採りに

夢中になっている親子の声に

ふと、

子どもの頃の
感覚が甦ります。



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あの頃は、

親子で遊ぶなんて滅多になく、


いつも

子供たちだけで、
野山を駆け回っていました。


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沼で遊ぶなら
食用ガエル釣り。


餌は真っ赤な
アメリカザリガニで、

しっぽの肉を
釣り針に付け、

糸を垂らしたものです。


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その頃、
流行っていたのは

昆虫採集。

一式道具の入った
採集セットが人気でした。


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そのうち、
遊びはエスカレートして、

採集の目的が薄れ

手当たり次第に捕まえては
注射する。

その繰り返し。


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そんなある日、

紫色のきれいな蝶を
捕まえました。

ためらうことなく
いつもの通りにすると、

掌の中で
小刻みに震える

その感触に・・・


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「ああ、
 生きているんだ!」


気づいた瞬間、

取り返しのつかない
手中の軽さを、

逃れるように
投げ出して・・・

走りだしました。


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ほろ苦い思いをして

誰に教わることなく

初めて
命を感じた瞬間でした。


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ミズカンナの
紫の花を見ていたら

あの蝶々が、
もどってきたような・・・




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ぼっくらはみんな生きている・・・

赤いスポーツカーの上、
最高さっ!
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by choromasa | 2012-06-20 21:06 | 思い出

日本女性の心 ~ 桜 ~

4月15日


あっという間に満開となり、

あっと言う間に散ってしまう桜。


華やかで・・・

ちょっとさみしさを
感じるさせる桜は、

大好きな伯母のことを
思い出させます。


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サクラ・ソメイヨシノ
(Cerasus × yedoensis (Matsumura) A.Vassiliev, 1957 ‘Somei-Yoshino’)


小学校の先生だった伯母は、

いつもいつも、
楽しい本を買ってきてくれました。

ドリトル先生シリーズや
楽しいムーミン一家、

ある時は、
少女文学全集だったり・・・

伯母がたずねてくるのが、
とても楽しみだったものです。



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そんな叔母は、
子供がないため、

伯父との結婚までには、

悲しいほど
辛い経験をしていたのでした。



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そのせいか、

伯母夫妻は仲良しで、
いつも一緒。


お酒好きの伯父に寄り添い、

二人で黙って
桜を見ている様子は、

子どもの私の目からみても
本当に幸せそうでした。



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ソメイヨシノが
あふれるように咲く

伯母の家。


伯父が帰ってくると
すぐにわかるように

扉の上に

小さな鈴が一つ、
ついていたのでした。



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そんな幸せな日々は
長く続かず、

ある日突然、

伯父が返らぬ人に
なってしまったのです。



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伯母は、

葬儀が終わるまで、
全く感情をおもてに出さず、

じっと、
耐えていたそうです。


その忍耐も
よみがえってくる思い出に

堪える術がないように・・・



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「桜を庭に植えたから、
 先にいってしまったんだ」

そう言って、

庭の桜を
全部切ってしまいました。


伯母の
押し殺したような泣き声が

桜の青い葉と重なって、

触れてはいけないものとして
幼心に迫ってきました。



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昔から、
「桜は屋敷の中に植えるな」

そう言われています。

虫が付くからとか、
合理的な理由があるのでしょう。


伯母のやりきれない悲しみが、

言い伝えを破って植えた桜に
向っていったのかもしれません。



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今年90歳になる伯母は、

今も、一人で


鈴のついた戸のある

伯父の建てた思い出の家に
住んでいます。



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日本中を
美しくピンクに染める桜は、

昭和を精一杯生きた

日本女性の
優しくも悲しい心を

あらわしているような
気がするんです。



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にゃんだよぉ~

思い出に浸ってないでさぁ~
あっちいってよ!


う○ちタイムなんだけど・・・
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by choromasa | 2012-04-15 22:41 | 思い出

古い本が教えてくれたこと ~ ガザニア ~

1月18日


海岸近くの実家の畑は、
さらさらした、砂地。

まるで、

砂漠のようなんです。



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ガザニア
(Gazania splendens)

南アフリカ原産のこの花は、
乾燥した砂地が好きとみえて、

畑の端から端まで、

埋め尽くすように
びっしり生えています。



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つい最近、

喧嘩した妹が、

一人で、
べそをかいていました。


何に怒ったのかわからなくて、

ただ、驚いて
立ち尽くすばかり。


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子供の頃の喧嘩と違って、

何だか
取り返しがつかないような気がしたんです。


しばらく無言で、

砂漠の星のような
この花を見ていると、

大事にしていた本を
思い出しました。


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中学生の時、
バザーで買った古い本。

カバー付きで、
今も、あの時のままです。


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あまりにも有名な
短い言葉の、その本は、

思った以上に難解でした。


「ぼくは自分がひどく不器用な気がした。
どうしたら気持ちが届くのか」


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小さい頃は、
ありったけの声や力を使って

気持ちをぶつけ合い。

さんざん泣いて、
一緒におやつを食べて、

はい、終わり!

すぐに笑い転げて、
楽しく過ごしたのに・・・


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「たくさんの共通の思い出、
 ともに過ごした、長く苦しい時間、
 さんざん起きた喧嘩、和解、

 その感動にまさる宝物はない。」

*「夢をみる言葉より」抜粋

そう、
そうだったよね。


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本の最後のページを開くと、

○十年前の押葉が、
良かったねって♫

言ってる?


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ぼく・・・
おとなしくしてたよ。

だって、
とばっちり、嫌だもん!
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by choromasa | 2012-01-18 09:05 | 思い出

お金持ちの一族かも・・・~ ヤブコウジ ~

1月8日

ずっと長い間、
実家の象徴だった古い長屋門。

一大決心をした父が、
取り壊しました。


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寂しがっているんじゃないかなって、
様子を見に行ったら・・・


「おい!
 これ見ろ、百両だぞ!」


???


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カラタチバナ―百両―
(Ardisia crispa)


意外と元気な父。

嬉しそうに一列に植えた
カラタチバナを見せてくれました。



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ヤブコウジの仲間にしては、
細い葉をきらきらさせて

サクランボ色の赤い実を
たっぷりと付けていました。



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一本一本に支柱を立て、

ピンクのスズランテープで、
結わえてありました。

それが何だか可愛らしいでしょう?




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ヤブコウジ―十両―
(Ardisia japonica)

深い屋敷森におおわれていた
子供の頃、

家の裏手の窪みを抜けて
坂を登る大きな楠木の下に、

氏神様が祭ってありました。


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マンリョウ―万両ー
(Ardisia crenata Sims)


ちょっと明るい所には、
背の高い万両が・・・

森の中には、

ヤブコウジの小さな赤い実が
点在していました。



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おままごとの食材探し。

赤い実は貴重品だったんです。


家の周りでは、
落ち葉を焚く父の姿。

静かな冬の一コマが、
今の事のように目に浮かびます。



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ふと目を移すと
年老いた両親の姿。

そんな父母を見ていると、

何だか
懐かし思い出が、

ことさら鮮烈になってくるのです。


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斑入りヤブコウジ
(Ardisia japonica 'Amanogawa')

今年、
私が持ち込んだ新しいヤブコウジ。

古いもの、
新しいもの・・・

古い庭には
それぞれが入り混じり、

様々な思いが交差していくんです。


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夫が送ったホタテの貝殻で、
母が作ったスカラップ花壇。


新旧の植物、思い出・・・

そして

愛情が加わり、
徐々に完成していく庭。

十両、百両、万両。

ああ、
なんて贅沢なのかしら♫


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ふふっ!

内緒だけど、
ぼくのお○っこも・・・入ってるんだよ!

いつもしてるんだ、庭だもん♫
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by choromasa | 2012-01-08 14:52 | 思い出

探し物はなんですか? ~ ヨメナ ~

11月2日

夕方になると、
うっすらと寒さを感じる頃・・・

毎年、思い出してしまうことがあります。



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ヨメナ
(Aster yomena)


私が中学生の頃でした。

伯母の所で暮らしていた祖父が、
病気になって帰ってきました。


祖母に先立たれて以来、
すっかり子供に返ってしまったようでした。

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元気だった頃は怒りっぽくて、
母に、いつも荒い言葉を投げていました。

それでも、私には優しくて
どこに行くにも、連れて行ってくれたものです。


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そんな祖父が、
言葉も通じず、身の回りのこともできない・・・

それどころか、
目を離すと、どこかに行ってしまう。


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母も私も、
本当は優しくしたかったんです。

でも、現実は厳しくて
そんな祖父を恨めしく思うだけでなく、

憎んでいたかもしれない。


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朝夕、寒くなり始めた頃に、
祖父は最後の旅にでました。


私たちは必死に探しました。
でも、どこにも見つからず・・・

ヨメナの花が、そこいらじゅうに咲き乱れていました。


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どこを見ても、ヨメナの花。

川沿いも、
良く連れて行ってもらった川面山も、

田んぼの縁にも・・・

一面のヨメナ。


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祖父の葬儀のあと、
最後まで、身に着けていた袋を開けてみました。

そこには、
祖母の写真、
子供である父の写真、

そして私の写真が、

ぼろぼろになって入っていました。


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長い介護が終わった喜びは
どこにもなく・・・

祖父のひたむきな愛情だけが、
際立っていました。


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その時に咲いていた
ヨメナの花。

なぜ、最後に大好きだって
伝えられなかったのか?

日々の労苦が愛情を曇らせてしまったのでしょう。


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終わりかけのヨメナの花に、

大好きだったよって伝えてねって
静かに語りかける秋の午後。

毎年、決まった行事なんですよ♫


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なあんだ!
ぼくがいたら探せたのになぁ。

ぼくは匂いさがし得意だよ!
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by choromasa | 2011-11-02 09:10 | 思い出

幸せな思い出、おすそ分け!  ~ スズラン ~

10月20日


朝晩が、急に冷え込むようになり、
秋が深まってきました。

あちらこちらで、
赤や青の実が目にとまります。



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スズランの実を見つけました。
(Convallaria keiskei)


父が若い頃、

仕事で北海道に出張した時に
持ち帰ったものだそうです。


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もう、半世紀以上も
実家の庭で、咲き続け・・・

ちょっと増えると、
母が、あちこちに移します。

だから、残っているのかしら?


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石の脇が好きで、
春には、好い香りの花をたくさんつけます。


「ねえ、お母さん、
 私の結婚式には、スズランのブーケがいいわ」

なんて、言ってみたかったけど、

厳しかった母に、
そんなこと言えるはずもなく・・・


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でも、一度だけ、
スズランの花束をいただいたことがあるんです。


小淵沢のスズラン祭りに行って来たんですって♫

近くの山荘の
素敵なご夫婦からのプレゼント!

嬉しくって嬉しくてたまらなかった。


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そんな花も可愛らしいけど、
秋のまあるい赤い実もいいですよね♡


落ち葉の陰で、そっと熟す・・・


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全てのものが色褪せる中、
ちいさなランプみたいにあかるんで、

沈みがちな心を
ほんのり優しく、照らしてくれます。


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父が持ってきた一株が、
今度は、私の家に来て・・・

そして、誰かのところにもらわれたら、
幸せのおすそ分けね!


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なんと!
花言葉は・・・

「幸せが帰ってくる」なんですって♫


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若い頃にいただいた
スズランのペンダントトップ。

ほろ苦い思い出の贈り物・・・
これも、北海道からなんですよ♡


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ねぇ、それって毒なんだよね!

変なとこに落とさないでよ!!

そこっ、そこ!
ぼくのごはん入れだよぉ~
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by choromasa | 2011-10-20 06:00 | 思い出

おままごとの友 ~ スズメウリ ~

10月18日


先週、実家に帰った時のことです。

「ちょっと、畑、見てきてくれる?」

畑仕事をしている父を呼びに行って、
不思議な木を発見しました。



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あれは確か・・・梅の木だったけど?

白いのは、花かしら?
こんな時期に?


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少し近づくと、
何だか、まん丸いものがたくさんなっています。

これ?
もしかして・・・


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そうっ♫

スズメウリなんです。
(Melothria japonica)

真珠のような、
ちょっとマットな感じの白い実をつけます。


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若い実は、爽やかな薄いグリーンをしていて、
おままごとの食材にぴったりです。

熟した白い実は、欠けたお椀に・・・

青い実は、
どんぐりやフユサンゴの実と混ぜて
土のお皿*に乗せました。

*土のお皿は、砂山の先端をへこませて
  静かに水を皿の形に注いで、
  水がしみたらそっと持ち上げてつくります。


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幼馴染のよっちゃんに
「美味しい?」って押し付けると、

お父さん役に慣れてるよっちゃんは、
いつも嫌がらずに食べるまねをしてくれました。

  
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こうやって地をはう実を見つけては、

二人で集め、
壊れた瓦の下に隠したものです。


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子供の頃の無邪気な遊びは、
大人になってからの宝物♫

思い出しては、ふっと笑える。

ざらざらの心をなめらかにしてくれる潤滑油ねっ!




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「何してんの? お茶が冷めちゃうじゃない!」

母が、畑まで出てきていました。

「今、行くよぉ~」



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振り返ると、
スズメウリの白い実が

まるで涙のように見えました。

涙って、悲しい時だけじゃなくって
ほっとした時にもこぼれるんですね♫


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ぼくも嬉しいよぉ~

嬉しくって、嬉しくって・・・
泣けてきちゃう♡
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by choromasa | 2011-10-18 09:15 | 思い出

野原と森の境目は・・・~ ヤブラン ~

9月23日


子供の頃、

祖父は、どこに行くにも
必ずBluebell を連れて行ったんです。


「今日は、かわづらやまに行くぞ!」
ってな具合にね。

山と言っても、小さな森なんですが、

子供の目には、
入ったらでられない深い山のように見えました。


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ヤブラン
(Liriope muscari)



十号線(用水路)を越えると、
野原の切れ目に、たくさんのヤブランが咲いていました。


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茎が長くとっても摘みやすいヤブランの花は、
すぐに、手一杯になってしまったものです。



大抵は、ぶつぶつのつぼみでしたが、

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↑ こんな風に、花が咲いていると

微かに良い香りがして、

くじに当たったような、
おまけの嬉しさがこみあげてきましたよ。



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そんな私が目に入らないかのように

祖父が、ひとり、
どんどん、どんどん森に入って行きます。


遠ざかる祖父の後ろ姿・・・

森の暗さ・・・

あたり一面のヤブラン・・・


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風の起こす光の屈折が
より暗さを印象づけ・・・


それは、
これからずっと感じ続ける
愛するものへの「命の不安」だったのでしょうか?



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もうなくなってしまった「かわづらやま」

そこから採ってきたヤブランが、
今も実家で咲き続けています。



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ふと、思い返すと・・・

夫は、無事に帰ってくるかしら?
ちょろさん、具合が悪くなったらどうしよう!
両親は・・・


ひとりでいくしかない人間の歩みを
本能で感じた一瞬だったような気がします。


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ヤブランは、
そんな気持ちを知ってか知らずか・・・

森の境目、
光と影の境目で、
気持ちよさそうに、風に揺られていますよ♪


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人間って不便だね!

ぼくは、何にも心配しないよ。
わかるんだよ!
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by choromasa | 2011-09-23 10:30 | 思い出

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